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捏造・妄想だらけの二次創作ブログです。 たまに愚痴ってます。
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久々に学校のパソコンを使っていたら、メモ帳にあったのを見つけたので上げてみます。

管理人の勝手な解釈版ロイエンタールの最期です。

もちろん個人IDとパスワードはあるので、先生はわかりませんが、他の学生に見られることはないはず(笑)

豆腐は…できれば今日中に。携帯に写すだけなので。
パソコンが家にないのが痛い…orz

「ロイエンタール家は俺の代で終わりさ」
俺はミッターマイヤーにそう言ったことを思い出した。
あんなくだらない家を続けることが一番くだらないことだと思い、俺はそう言ったのだが、あの子どもをミッターマイヤーは、どうするだろうか。
ミッターマイヤー家の養子になっているうちはいい。
問題はあの子どもが成人した時だ。ミッターマイヤーはあの子どもに、「ロイエンタール」を継がせるだろうか。
そのときはそのときだ。俺はそう思い直した。
「どちらにせよその時など、俺は見ずに済むのだから」
はっと、俺は笑った。
「遅いじゃないか、ミッターマイヤー」
おかげで俺は、くだらないことを考えてしまったではないか。
「疾風ウォルフの名が泣くぞ」

子どもが、泣いていた。瞳はどちらも澄んだ青(ブルー)で、母親はもう去っていて、傷つけられることもなく……。
だが、どちらにしても、不幸な子どもだ。疾風ウォルフに育てられる、叛逆者の息子。

望まれぬ子どもには、変わりないか。

マイン・カイザー
「…我が皇帝…」
結局貴方自身が戦えず、申し訳ない……。
「…ミッターマイヤー…」
大丈夫だ、お前を責めることはすまい。仕方ないことだとは、わかっている。
たくさん、
 …死   んだな。
「ジーク…」
俺も、そのうちの一人に入るのか、それとも、数えられずに捨てられるのか。
俺にはもう、どちらでもよいことだ。
どちらにしても…
(カイザー)
……皇帝にとっての、
「…勝利」を…

オスカー・フォン・ロイエンタール。
ロイエンタール家の、皇家に仕えた、最後の人物といわれる野心家は、そこで生涯を終えた。


fin.

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