捏造・妄想だらけの二次創作ブログです。
たまに愚痴ってます。
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オリジナルです。
ちょこちょこーっと進んでいく予定です^^
始めは、いつもの教室の光景が繰り返されるだけだった。動じずに本を読んでいる者、登校中に買ってきたマンガ雑誌に読みふける者、あるいは勉学に励み、お菓子パーティーを始め、日課だからと隅でストレッチや素振り、型の練習などする者。場所が変わっただけでいつもと変わらない風景が構成されていた。
いや、あるいは、それこそが異常だと言うべきか。望まずに突然乗り込まされ、混乱や怒りが巻き起こるはずの状況なのに、何事もなかったかのように、普段通りのことをし始める。いつもと変わらないのだと、心に言い聞かせているのかもしれない。
最初に動いたのは、狩矢鈐(げん)だった。彼は筋トレをしていたが、突然立ち上がると乗室の奥にある倉庫へ向かい、中にある物を調べ始めた。近森など信用していない。むしろ彼は、周りの人間、自分自身でさえも信用していなかった。守れるはずの命を守ることができなかったこと、好きなものの命を無駄にしたことで大きな立場に立てるようになった父や自分が許せなかったから。とっさに思ったのは、自分の命よりも、「クラスメイトの命」だった。
狩矢の動きを見て、クラスは徐々に動き始めた。同じく倉庫に入り狩矢を手伝う者、制御室では知識のある者が正常に運転しているか点検し、指令室に入ってルートの確認をしていた者が…。
機内放送を使って伝えた情報に、スペシー内にどよめきが起こった。
曰く、「自分たちが着陸する予定の位置には陸がなく、このままではこのスペシーは海に沈んでしまう」と。
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