捏造・妄想だらけの二次創作ブログです。
たまに愚痴ってます。
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絵は前に出したことがありましたが、文章として出すのは初めてですね。
オリジナルです。
始めの舞台は宇宙ですが、テーマは「地球でのサバイバル」です。
高校のときに書いていたのですが、そのときのノートが行方不明になってしまって…新たに書き直しです。
いろいろ記憶が飛んでいるのでゆっくりペースになると思いますが、よろしくお願いします。
戦争が、あったらしい。
今までの知識を総動員し、国民を丸め込み、隠し持っていたものをすべて出した、第三次世界大戦。
それは、地球から人類がすべて逃げ去ったことで、終わりを迎えた。
はずだった。
「わが校の高等科2年3組。君たちは、この宇宙で唯一の、地球調査隊に選ばれた。授業のことは気にしなくていい。己の義務を果たし、今の『地球』を存分に感じ取ってくるがよい」
突然、天井開閉式の体育館に放課後呼び出された、2年3組のメンバー。総勢34人。そこには校長と校長に影のようにつきまとう教頭、そして、40人定員の、宇宙移動機(スペシー)。
校長の名は近森。下の名前など知らない。宇宙ステーションのこの地を日本人の地として他国から了承を得ることに成功し、教育施設を統一した人間。今の日本について学ぶならば、彼の生涯を追うことが一番の近道だと言われる。
その近森の命に反抗するということは、将来の道を絶たれるということを意味する。
行ってこいと言われて、はいわかりました行ってきますと素直に行きたくはないが、行くしか仕方ない。
授業が終わってすぐの、これから部活という時刻。部活の用意を持ったまま、宇宙移動機(スペシー)に乗り込むしかなかった。
篠木綾が乗り込もうとしたとき、教頭が彼女を見て、小さく手を動かした。素早くそれを解読すると、了承の意を伝えるためにかばんを背負い直して、振り返らずに乗り込んだ。
それは本来、彼ら二人にしか通じぬものだということに、彼女は気づいていなかった。
クラス全員が乗り込むと扉が閉まり、エネルギーが自動的に作動した。
そのまま、他の者には何も知らされずに、強制的に34人を乗せたスペシーは、地球へと旅立って行った。
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